貯金がある人と無い人

貯蓄が1000万円以上ある人、貯蓄が0円だという人。貯金がある人と無い人を比較するわけですが、この表現はちょっとオーバーでは?と思うかもしれません。しかしそんなことはないのです。
実は普段の生活の仕方のちょっとした違いだけで、簡単にこのくらいの差がついてしまうのです。各人には生活習慣のいろいろな相違点があるものですが、特にポイントになってくるのは前述した「生活設計を立てているどうか」です。生活設計があるか無いかの影響が非常に大きいのです。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」(二人以上世帯調査、2012年実施)では、「生活設計を立てている」A型、「生活設計をまだ立てていませんが、今後立てる予定」B型、「生活設計は立てません」C型という3タイプでデータを出しています。
「貯蓄が0円の人」はA型22.5%、B型44.7%、C型30.8%。「貯蓄が1000万円以上の人」はA型50.4%、B型28.7%、C型20.8%、「貯蓄400~500万円の人」はA型38.5%、B型46.7%、C型13.9%です。
このデータがはっきりと物語っていますよね。将来の生活設計を立てることは、貯蓄額アップにつながっているのです。「するつもりなだけ」のB型も、先延ばしばかりしていると、最後まで着手できないことにもなりかねませんから、気をつけたいものです。
見方を変えれば、貯蓄を増やすコツは、生活設計にあるということです。貯金をするためのちょっとしたコツというのはいろいろありますが、ポイントはなぜ貯金をするのかという目的意識を持つという点にありそうです。